発達支援を受けるまでの道のり

こんにちは、花子です。

今日は、まめたが1歳~3歳までの間にどのように支援先とつながっていったのかを書いていきたいと思います。子供の発達について、どこかに相談しようかな、という方の参考になれば嬉しいです。

まめたが1歳を迎えた頃、発達障害と思われる特性が出てきました。

  • 目を離したらどこかへ走って行ってしまう
  • 目が合わない
  • とにかく育てづらい・・・

夫しか相談相手がいなかった私は途方に暮れていました。

あれから2年経ち、今では多方面に育児相談をし、発達支援を受ける事ができるようになりました。育児は大変ですが、一緒に知恵を絞ってくれる大人が複数人いる、という事は私にとって大きな安心感となっています。

ちなみに現在私が育児相談をしている先です。

  • 保育園の先生方
  • 保育所訪問支援 担当心理士さん
  • 市のグループ療育 担当の先生
  • 児童発達支援センター 担当の先生
  • 診療内科の先生
  • 小児科の先生

沢山の方がまめたの成長にかかわってくださって、私としてはもう、この方々には頭が上がらないのです。

ですが、相談をするまでは色々な葛藤がありました。

目次

メリット、デメリットを比較しても相談する価値があった

結論から言うと、相談してよかった!!です。

支援を受けるという事はメリット、デメリットがありました。両者を比較しても、支援を受けた方が圧倒的に子育ては楽になりました。順番に見ていきましょう。

発達支援を受けるメリットとデメリット

メリット

・子供の発達を見てくれる人が増える

・ペアレント・トレーニングになる

・療育のモチベーション維持につながる

デメリット

・費用がかかる場合がある

・人間関係が増えるので、感情的な負担が増える

・受け入れがたい意見も聞くことになる

・診断名をつけなくてはいけない場合がある

メリット

子供の発達を見てくれる大人が増える

相談先を複数持っておくことで、単純に子供の発達を見てくれる大人が増えます。今の発達段階を共有して、最適なトレーニング方法やかかわり方を一緒に考えていただけるのは、孤独になりがちな育児においてとても心強かったです。

ペアレント・トレーニングを受けられる

専門家とつながれる利点として、親が子供とのかかわり方を学べる、という点があると思います。私の場合は、ハイタッチをして子供とコミュニケーションをとる、という事を教えていただきました。私は周りに小さい子供もおらず、子供と関わる機会が少ないまま子育てに突入したので、親子でどのようにやり取り遊びをしたらいいのかわかりませんでした。(今も勉強中です)

遊びを紹介した書籍なども購入してみましたが、他の人が実践している所を見て真似る、というのが私にとって一番理解が早く、まめたとの生活の中で取り入れやすかったです。

ハイタッチは何かができた時に「〇〇したの!?すごいじゃーん!!!たーっち!」と声をかけたりしながらするのですが、中々楽しいです。

療育のモチベーション維持につながる

スポット的に育児相談などに行っていた時は、アドバイスを聞いて最初はやってみるんですよ。最初は。しかし、途中でなおざりになりがちな私は、メンターをつけるというか、定期的に相談したり、助言してもらえる方が合っていました。

今は定期的に療育に通っていますので、前回から今回までに変化があった事、共有したい事を毎回考えます。子供の様子を観察して、自分の考えを言葉にして持っていきます。スポット時代は「何となくこうじゃないかなー」と頭で考えても言葉にして伝える事が難しかったのですが、何度も経験すると、自分の考えを整理して言葉で伝えられるようになりました。

デメリット

費用がかかる場合がある

私が住んでいる自治体の場合、市民税の所得割額に応じて上限4,600円~37,200円の自己負担が発生します。3歳からは無償化の対象となりますが、正確には3歳になった4月から無償なので、6月で2歳11か月のまめたは、来年4月までは費用負担があるという事になります。

所得によっては毎月結構な割合の自己負担額になってきます。

人間関係が増える

発達を見てくれる人とは少なからず交流が必要となってきます。私の場合はですが、正直に言うと面倒くさいです。色々な人がいますからね。プロの方に相談する場合は仲良くなる必要はありませんが、最低限のコミュニケーションを取れるようにしておいた方が何かとスムーズだったりします。

受け入れがたい意見も聞くことになる

まめたの発達障害を受け入れられなかった時期は、率直な意見を聞くのが結構辛かったです。

障害を受け止めて、何をしていったらいいか?と考えられるようになってからは、だいぶ楽になりました。沢山の人がかかわる以上、多少は仕方のない部分です。自分の捉え方の問題、という場合もあります。

どうしても受け入れられない意見は、自分の中で落としどころを見つけてスルーする、という事も大事になってきます。

診断名をつけなくてはいけない場合がある

私が住んでいる自治体では、加配保育士の申請に診断名が必要でした。

かかりつけの心療内科の先生からは

「まだ月齢が低いので、診断名をつけてもこれから変わる可能性もある。診断をつければ受けられる支援は増えるけれど、レッテルを貼る事になる場合もあるので、ご家族で考えて決めてください」

というお話がありました。

診断名をつけるか否かはかなり悩みました。私たちは、加配の先生をつける事でまめたが安心して、自信を持って保育園生活を受けられるならばと考え、診断名をつけていただきました。

申請までの道のり

ここからは具体的にどのように申請したかを書いていきます。自治体によって申請方法は異なりますので、参考程度にしていただければ・・・。

申し込みの際、「お子さんの発達のどこが気になるのか?」 

と必ず聞かれたので、箇条書きやメモにしてまとめておくとスムーズだと思います。

それと、未だに電話申し込みが多数派でした。発達の様子を聞くためなのかもしれませんが、何でもweb申込みできてしまう時代に、結構カルチャーショックでした(笑)。

加配保育士

診断名付きの診断書を取得→申請書に添付して市役所保育課へ提出

まめたは入園後に加配保育士をつける事を勧められました。

病院を受診して診断書を取り、書類を添えて申請しました。

児童発達支援センター、保育所等訪問支援

事業者へ電話申し込み→親子で面談→通所内定→受給者証の申請→受給者証発行後に契約

どこに行けば療育を受けられるかわからなかった私は、保健センターや市役所に施設を教えてもらい、自宅から近い施設にかたっぱしから電話しました。私の地域の児童発達支援センターはどこも満員だった為、親子で面談してエントリーをし、空きがでるまで待機となりました。

面談から1か月後、たまたま空きが出たセンターから連絡をもらい、通所が内定。受給者証(支援の量を決めて、自己負担額に上限をつけてくれる)を申請しました。

申請書類は、住所・氏名・発達の状況などを記入したシートと、センターに通う事でどのようなゴールを目指すのかというプランを記入するシート、発達検査や診断書、といった書類を市役所に提出しました。

受給者証に「月に〇回」と回数が記載され、その範囲内で支援センターと契約を結びました。

市のグループ療育

電話で申し込み→心理相談→グループ療育申込書を郵送

保健センターで市のグループ療育を紹介していただき、電話で申込みしました。

心理相談を受け、発達段階のテストを実施していただき、療育が必要と判断された後にグループ療育の申込書を提出しました。

支援を受けてみた感想

加配保育士

クラスの活動から離れてしまうまめたをそっとフォローしてくれたり、言葉がけを積極的にしてくれたり、まめたが保育園生活を健やかに送れるのは、加配の先生のおかげだと思っています。2歳直前まで言葉が増えなかったまめたですが、加配の先生がついて3歳目前の今、言葉自体はかなり増えています。色々な要因があると思いますが、加配の先生の力が大きいような気がします。

児童発達支援センター、保育所等訪問支援

まめたよりも私が活用している気がします。毎回、活動後に先生を捕まえ、今日はどんな事をしたのか、家庭での対応についてアドバイスはあるか、どんな遊びがおすすめか、今こんな事で悩んでいる等、微に入り細に入り聞きまくります。相当うざい親だと思われてると思います・・・。先生方は保護者対応についてもプロなので、嫌な顔ひとつせずに毎回対応してくださって感謝しています。

ここでやっている事を保育園とも共有して、三者間で行動を統一する、というねらいもあるんですけどね。

市のグループ療育

グループ療育は親子参加のため、毎回全力でまめたと遊びます。遊ぶときのポイントを聞けたり、他の子と一緒に遊ぶ様子を見れたりする、なかなか有意義な時間です。新しい遊びや歌をここから仕入れて、家でやってみています。児童発達支援センターや加配保育士と比べて参加のハードルが低いので、迷ったらまずこういった自治体のグループ活動に参加されてみる事をおすすめします。

以上が、発達支援とつながるまでの記録でございます。

ただでさえ大変な育児です。一人で抱え込まずに、頼れる所を頼りながら一緒に頑張りましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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