発達障害の診断がつくまで②1歳~1歳半

母をスルーするまめた

こんにちは、花子です。

前回から年齢ごとに発達障害に気づいたきっかけと、診断に辿り着くまでの経緯を書いています。

0歳の頃の特徴はこちら

発達障害と診断されるまで①まめた0歳

今回は1歳頃に出てきた特徴について書いていきます。我が家のまめたは、1歳から特性が出てきました。

※注意※

まめたの特徴に当てはまったり当てはまらなかったりしても、それで発達障害と判断したり、そうではなかったりと判断できる事はありませんので、ご心配な点は専門の医師や心理士さんへご相談くださいませ。我が家のまめたの場合はこうだった、という事で参考程度にしていただければと思います。

目次

歩きだしたまめた。振り向かずに進む

まめたは1歳1か月頃によちよち歩くようになりました。日を追うごとにどんどん歩けるようになり、毎日外へ歩きに行くのが日課になりました。1歳3ヶ月頃にはだいぶ安定して歩けるようになったのですが、少し気になる事が出てきます。

まめたに呼び掛けてみても振り向かないのです。

まめたの後ろから「まめたくーん」と呼んでみても、何の反応もありません。前に回って呼んでみても無反応。耳に近づいて呼んでみても無反応です。無反応でどんどん歩いていってしまいます。

耳が聞こえていない・・・?

と疑いましたが、犬を見て「わんわん」と言ったり、私が「まめ山まめたくーん!」とフルネームを呼ぶと手を挙げるので、耳は聞こえているはずです。自分の名前は理解しているのに、何で振り返らないんだろう・・・。最初の引っかかりが出てきます。

公園で目が合わなくなる

1歳半が近づくと、だいぶ歩けるようになりました。歩いている様子が可愛くて、まめたの正面からよく動画を撮っていました。動画を撮り終え、まめたを正面から抱っこしようと手を広げてまめたの名前を呼びますが、

母をスルーするまめた

まさかのスルー!!!(涙)

私と目を合わさずに自分の行きたい方へ歩いていきます。

花子
花子

あれ?1歳ってこんな感じなん???

もともとママ友はゼロの私、身近に同じ位の子供もいません。息子に違和感を感じましたが、比べる対象もなく、こんな事は育児書にも書いていない。私は不安な気持ちをうまく言葉にできませんでした。

母を無視してどんどん進むまめた

公園であそんだ後は、自転車やベビーカーまで手を繋いで戻ります。まめたは手を繋ぐ事も苦手でした。手を握っても振り払われてしまいます。

手を振り払い、私がついてきているかを確認する事なく、自分が気になる方へ歩いて行ってしまいます。

ある日、公園にまめたと同じ位の年齢の子を連れたお母さんがいました。何か揉めていたらしく、子供に「もう!置いて帰るからね。勝手にしなさい!」と言い放ち、一人で公園の出口に歩いていきました。それを見て、泣きながらお母さんを追う子供。

私は衝撃を受けました。

まめたに「帰るよ」と言いながら、公園の出口に歩いて行った事があるのですが、彼は私と逆方向に歩いていった事があるんです。

他の子はお母さんに着いてくるの?私が「勝手にしなさい!」と立ち去ったら、まめたは本当に勝手にどこかに歩いて行ってしまう・・・。

まめたは母親を必要としていない!!!!(公園にいるときは)

家では必要とされる母

それでも私は、自宅にいるときはまめたに必要とされている自信がありました。おっぱいを飲みたい時、眠い時、まめたは私の所にやってきました。

以前ブログに書いた母乳への執着も、このころから始まりました。

家にいるときは目も合うし、公園にいるときのような感じではないじゃないか。大丈夫、大丈夫・・・。不安な気持ちはありつつ、異質に映るまめたの行動を認めたくない気持ちがありました。

遊び方の特徴

遊び方にも特徴がありました。

公園の遊具や月齢相当のおもちゃで遊ぶ事も好きでしたが、それ以外に特徴的だったのが次の4点です。

1.手すりや建物に手を当てて歩く

1歳頃のまめたは公園を探索するのが好きだったのですが、中でも階段やスロープの手すりに手を当てて歩いたり、公園の管理センターなどの建物に手を当てて壁伝いに歩くのが好きでした。同じ場所を何度も何度も行き来して遊ぶ事が好きでした。

2.自動ドア、引き戸、風車にはまる

自動ドアがある建物は、自動ドアを何度も何度もくぐっていました。「別の所に行こう」と誘ってみても、また自動ドアの所に戻ってしまいます。引き戸も大好きで、引き戸をひたすら開けたり閉めたり。同じことを繰り返します。

風車を見るのも好きでした。くるくる回っている所を見て、自分の両手をぶんぶん振っていました。

3.横目で走る

走れるようになると、横を向いたまま走るようになりました。前を向いて走る事もあるのですが、フェンスなどの前を走る時は、フェンスの方を見てフェンスと平行に走っていきます。他の子とぶつかりそうになる事もあり、横目で走っている時は強制的に止めるようにしました。

2歳になった頃にこの走り方はしなくなりました。

4.車のタイヤを見ている・・・?

まめたが車のおもちゃで遊ぶようになりました。これが見立て遊びに繋がっていくのかしら?と思っていた私は嬉しかったのですが、基本姿勢はこう!

花子
花子

何か床に這いつくばっているな。

こうじゃないのかな・・・?

自動車のおもちゃを押す子供

まめたは床に寝そべって車を動かしています。当時の私は車を走らせて遊んでいるんだと思っていました。よーくよーく観察してみると、まめたは動いているタイヤを見ているという事に気がつきました。

不安を抱えたまま1歳半検診へ

1歳半になったまめたに市役所から健診のお手紙が届きました。私は健診の内容を調べまくり、まめたと日々練習をしていました。

ブロックは積めるが指さしは・・・

1歳半健診での発達検査は、ブロックが積めるかどうか、指さしができるかどうかという点でしたので、毎日のように練習しました。練習の甲斐あって(?)健診の場で積み木はできましたが、指さしはどんなに練習してもできるようになりませんでした。

花子
花子

健診の場で奇跡的にできたりしないかな・・・

などと淡い期待を持っていましたが、あえなく玉砕。

いつも犬を見ては「わんわん、がーいー(わんわん、かわいい)」と言っていましたが、「犬はどれ?」と聞かれても絵の方に顔を向ける事もありませんでした。

保健師さんの質問に答えられない母

保健師さんから「お母さんの言っている事を理解しているような感じはありますか?」と聞かれて、私は「はい」とは答えられませんでした。

その頃のまめたは、名前を呼んでも振り返らず、好物のおやつを見せて「バナナと蒸しパンどっちがいい?」と聞いてもどこかへ歩いて行ってしまいます。唯一、「手を洗いに行こう」という言葉だけは理解していて、洗面所に嫌々歩いて行っていました(手を洗うのは、今も好きではありません)。

限られた言葉は理解しているけど、ほとんど理解していない、というのが1歳半のまめたでした。

他の子を見て発達の遅れを確信

健診に来ていた他のお子さんを見て、案の定ショックを受けました。1歳半の子供がおうちの人の近くに座り、順番まで待っているのです。一方のまめたは、建物が気になり、席に座ることなくウロウロとひたすら歩いて探索していました。

発達検査でも、隣の席に座った子は、絵カードのイラストの名前を指をさしながら読み上げていました。

花子
花子

う、うそやろ・・・

他の子と比べないで育児をしようと思っていましたが、他の子との発達の差を目の当たりにしてしまうとショックが隠し切れませんでした。

心理相談へ

やはりというか当然というか、別室での心理相談を勧められ、そこで心理士さんへ不安に思っている事を吐き出しました。

  • 呼んでも振り返らない事
  • 外で目が合わない事
  • 落ち着き無く走り回ってしまう事
  • 外出時は一瞬たりとも目が離せない事
  • 何となく、私の事を必要としていない気がする事

等、当時の不安を色々話した気がします。心理士さんは黙って聞いてくれました。やりとり遊びのアドバイスをもらい、3か月後に再度相談の予約をして帰宅しました。

やりとり遊びのアドバイスはもらったけれど、まめたは私と一緒に遊ばず、引き戸を開け閉めしたり、車のタイヤを見たりしています。このあと2歳にかけて、私はどんどん追い込まれていきます。

つづく。

2 COMMENTS

かとう

はじめまして。
1歳7ヶ月の息子を育てています。
息子が自動ドアへの執着が酷く悩んでいて、こちらに辿り着きました。
自動ドアはいつ頃まで好きでしたか?
何か対策はされましたか?
よかったら教えて頂きたいです。

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アバター画像 花子

コメントありがとうございます。
息子は2歳頃まで自動ドアにハマっておりました。
当時は、ベビーカーやお店のカートに乗ってもらい、自動ドアの近くを歩かせないようにしていました。
その代わり、公園の休憩所などの人が少ない場所の自動ドアを見つけて、そこで楽しんでもらってました。
帰る時が大変なんですけれどね…。

2歳を過ぎるとエレベーターに興味が移り、エレベーターに乗るために外出したりしてました。
乗って欲しくない時は、エレベーターを見せないように、
夫と私で壁のように歩いたりして…不審人物になってました(汗)

育児は大変ですが、お互い無理せず楽しみましょう〜(^^)

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