突如逆さバイバイが表出 じりじりとにじり寄る母

バイバイの瞬間を捉えたい母

こんにちは、花子です。

まめたが2歳9カ月頃位から、人の真似をするようになってきました。言葉や仕草を色々真似しています。

中でも自閉症児の特徴と言われている裏バイバイをするようになりました。

目次

逆さバイバイとは?

逆さバイバイとは、手の甲を相手に向けて手を振るバイバイの事です。

通常のバイバイは手のひらを相手に向けますが、自閉症の傾向がある子の場合、相手が自分に手のひらを向けてバイバイしているので、自分も自分に手のひらを向けてバイバイするようなのです。自分と他社の区別が曖昧なため、と言われています。

※定型発達のお子様でも、逆さバイバイをすることがあるそうです。気になる方は専門のお医者様へ相談してみましょう。

今までもバイバイしていたまめた

花子
花子

今までもバイバイしていたんだけどな。なぜ急に逆さバイバイになったのかしら??

そう、まめたは今までバイバイらしきものをしていたのです。でも今振り返ってみると、何というか、手をひらひらさせているような、手を洗った後に水滴を落とすために手をふりふりするような感じというんでしょうか。手に力が入っていないバイバイをしていました。

自分の意志でバイバイするようになった

正直、逆さバイバイを見たときはショックを隠しきれませんでした。自閉症児の特徴と言われている行動がまた一つ、出てきたわけです。

ですがよく振り返ってみると、今までの「手に力が入っていないバイバイ」をする時は、必ず私が主導でした。

「先生にばいばいー!」「〇〇くん、ばいばーい」と母が言い、まめたはそれに合わせて機械的に手を振っていた感じです。今のまめたは自分の意志で、「先生、さようならー」と言いながら手を振ります。手は逆ですけどね。すごい笑顔を向けてバイバイします。恐らく他の子や先生がバイバイしているのを見て、自分もやってみようと真似をしたのだと思います。

元気に笑顔で相手の方を見て挨拶するまめたを見て、私は逆さバイバイのショックよりも、まめたの成長を嬉しく思えるようになりました。彼の良い所を伸ばしてあげたいと思いました。

逆さバイバイへの対応

療育の先生に逆さバイバイの対応について聞いてみました。

後ろから手を回して、バイバイの向きを見せてあげ、正しい向きを教えてあげるとの事。このような感じです。

ばいばいの仕方
同じ方向から手の向きを見せてあげる事が重要だそう

さっそく保育園の帰りに、先生に相手になってもらい練習です。

じりじりとにじり寄る母

保育園のお迎えの時にまめたを捕まえ、一緒にバイバイしてみました。

最初の何度かは後ろから手を回して一緒にバイバイできましたが、そのうち母の手からするりと抜け出してしまうまめた(まめたは身体を抑えられたり、抱っこされるのが苦手です)。

バイバイの向きを教えたい母との、負けられない戦いの幕開けです!ばれないようにそっと、後ろから近づきます。

バイバイの瞬間を捉えたい母
マスクは省略しています

お迎えに行き、まめたとが育園の玄関まで行く寸前を見計らって、じりじりと後ろからそーっと近づき・・・

花子
花子

今だっ!!!(; ・`д・´)

この日は何とかまめたを仕留め(?)、バイバイの向きを見せてあげられました。

失敗する日もありますが、毎日あの手この手で後ろに回り込んでいます。

2週間経過後・・・

そんな戦いを2週間ほど繰り返したある日。太郎さん(夫)とまめたが公園に遊びに行くというので、ゆーちゃんと玄関まで見送りに行きました。

「まめた、いってらっしゃーい(^_^)/~」

母が手を振ると・・・

正しくバイバイできてる!!!( ゚Д゚)

母は、戦いを制しました(大袈裟)。

母を見て「いってらっしゃーい」と言いながらバイバイするまめた。「いってきます、って言うのよー」というツッコミを忘れるほど、驚きました。次の日、保育園から降園するときに一人でバイバイさせてみたら、また逆さバイバイに戻ってしまったんですけどね。

今は、一人でバイバイすると、10回中2回くらいは正しい向きでバイバイし、残りの8回は手のひらをどちらに向けているか、判定が微妙な向きでバイバイするようになりました。きっとまめたの中で、向きを学習している最中なのだと思います。

これからも母とまめたの負けられない戦いは続きます。

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