妹を叩くまめた 他害への対応記録

こんにちは、花子です。

半年前、妹のゆーちゃんが産まれてから、まめたのゆーちゃんへの他害が始まりました。ゆーちゃんが泣き出すと、髪を引っぱる、お腹を叩くなどの問題行動が出てきました。

今日は、まめたの他害について、私たち家族がとった対応方法と結果を書いていきたいと思います。

目次

他害のはじまり

ゆーちゃんを叩くまめた

ゆーちゃん誕生から1カ月後の事です。家でいつも通り過ごしていると、ゆーちゃんがお腹が空いて泣き出しました。ミルクと母乳の混合で育児をしていた私は、ミルクを作ろうとキッチンへ。ゆーちゃんはベビーベッドの上にいました。

ミルクを作るには、ミルクを計量して沸騰したお湯を足し、適温になるまで冷ますという手順があり、どんなに早くても3~4分くらいかかります。その間、待ったなしで泣き続けるゆーちゃん。

ほどなく、まめたがゆーちゃんの方へ走っていきます。まめたはゆーちゃんが産まれたばかりの頃、「あかちゃん」と言ってとても可愛がっており、私と一緒にゆーちゃんの頭を撫でて「いいこいいこ」などとやっていたので、今回も頭を撫でてあげるのかな?などと考えておりました。

次の瞬間・・・ぐいっとゆーちゃんの髪の毛を引っぱるまめた。顔をさらに真っ赤にして泣くゆーちゃん。母は大慌てです。

何をしているんだ!!!

その場でまめたを叱りますが、目を合わせず、へらへらと笑っています。さらに激しく泣くゆーちゃん。地獄みたいな絵面です。

そんな事が授乳の度に起こり、最初は髪を引っぱるだけだったのが、お腹や頭を叩くようになりました。叱ってもまめたはどこ吹く風。私の言っている事も理解している様子はありません・・・。何度か繰り返されるうちに、私も叱るというより、まめたに対して怒りをぶつけるようになっていきました。

これは早急に対応しないと色々とまずいぞ。夫の太郎さんと家族会議開催です。

対応策について話し合う

太郎さんと話合い、まめたがゆーちゃんを叩く原因を考えてみました。一番、これかな?と考えられたのは

泣き声が苦手なんじゃないか? という事です。

まめたは1歳半から2歳頃までバスの音が苦手で乗れませんでした。その他にも、大きな声がすると泣き出したり、曾祖母の甲高い声を聞くと泣き出したりしていたので、何となく苦手な音がありそうだ、という仮説を立てて、対応方法を考えました。

対応策

・ゆーちゃんをなるべく泣かせないようにしよう

・それでも泣き出したら物理的に距離を取るようにしよう

・パパ、ママと二人で過ごす時間を作ろう

・理解していなくてもひたすら言い聞かせよう

ゆーちゃんをなるべく泣かせないようにした

やはりこれが一番効果がありました。泣かなければ、叩かなかったです。

母乳とミルクの混合育児から、完全ミルクに切り替えました。ミルクの時間と量の管理ができるため、お腹を空かせてギャンギャン泣く事は少なくなりました。時間がかかるミルク作りも、液体ミルクをストックしておき、最終手段として使うようにしました。液体ミルクは割高ですからね・・・(涙)

眠かったり何となく退屈してぐずってしまう時は、抱っこ紐が活躍しました。

それでも泣き出したら物理的に距離を取るようにした

それでも泣いてしまった時は、物理的に距離を取るようにしました。少しの間、ゆーちゃんは安全な他の部屋に避難してもらいました。

パパ、ママと二人で過ごす時間を作った

こちらはまめたへのケアとして取り入れました。

ゆーちゃんのネントレが成功して、夜7時には寝てくれるようになったので、夜7時~8時までは、まめたと太郎さん、私で遊んで過ごしました。テレビも消して、まめたとの遊びに全集中です。まめたが興奮して寝つきが悪くなる事もありましたが、この時間だけは彼の好きな遊びをするようにしました。

夜8時になると、私と二人で寝室に入って寝ます。寝る前に「ママの大事な大事なまめたくーん」とか「まめたはママの大好きな子ー」と恥ずかしげもなく言いまくりました。

理解していなくてもひたすら言い聞かせる

ゆーちゃんに暴力を振るってしまった時は、必ずその場で言い聞かせました。まめたは内容を理解していないかもしれませんが、私たちが暴力を認めるという姿勢を子供たちに見せたくなかったからです。しつこく何度も言い聞かせました。

半年後どうなったか

対応策を半年続けた現在の我が家の様子です。

ゆーちゃんに手を出す回数は激減。ゼロではないけど

叩いたり髪を引っぱったりする回数は少なくなりました。ゆーちゃんを泣かせないでいるのが大きいんですが。

たまに失敗して泣かせてしまうと、叩きに行ってしまうので、その時は止めに行くようにしています。

叩きそうな時がわかるようになった

ゆーちゃんを叩きに行く前のまめたは、真顔になって、心ここにあらずというか、そわそわしている感じがします。医学用語の「不穏」という感じでしょうか。そのような静かな状態がしばらく続いて、ある時ぷつっと糸が切れたようにゆーちゃんの所に走って行ってしまいます。

そういった兆候がわかるようになったので、止めに入れるようになりました。

まめたが何を嫌がっているか、少しわかった

まめたの中のペースを乱される事が嫌なのかな、と思いました。

「不快な音がして自分の思う通りに行動できない→音をださないでほしい→たたく」 という行動パターンのようで、相手を痛めつけてやろうとか、嫌がる事をしてやろう、という悪意は感じませんでした。

話はずれますが、まめたは自分より年上の子供が大好きです。療育の先生にどのような心理なのか尋ねてみたら、「年上の子は、子供同士の付き合い方を身をもって学習済みで、相手の邪魔をしないから」と仰っていて、なるほど、と思いました。まめたの月齢の子(2歳半~3歳)は、まだまだ平行遊びの延長で、おもちゃを取ったり取られたり、かかわりの中で少しずつ相手との関係を学んでいる段階なので、年上の子が好きなのね。

我慢ができるようになった

ほんの1、2分であれば、ゆーちゃんが泣いても叩きに行かなくなりました。以前はちょっと泣くだけでも母は臨戦態勢を取っていましたので、すごい進歩です。

ただ、これには他のエピソードがありまして、ゆーちゃんが泣き出した時に、まめたも泣いた事があるんです。その時は、苦手な音がしていて、でもどうする事もできなくて、辛くてしくしくと泣く、という感じでした。ゆーちゃんを叩く事は、まめたの中ではストレスの原因(泣き声)を無くす手段だったんですね。でもそれができなくなったら、逃げ場が無くて泣くしかなくなったんだろうなぁ。

保育園でお友達が泣いてしまった時も同じような状態になってしまったようで、まめたなりにストレスと向き合って落としどころを見つけている最中なんだな、と思いました。もう少し大きくなったら、辛い時はその場から離れてもええんやで、と教えようと思います。

最後に

この半年間、真面目にまめたの他害と向き合ってきました。母親として、自分の子供に手を上げられると、本能的に憎らしく思ってしまう部分があるのですが、その対象もまた我が子(まめた)というのが辛かったです。この半年間は長いトンネルの中にいるような気分でした。

しかし、こんな事はまだ序の口で、これからも困りごとはわんさか出てきて、そのたびに全力で向き合っていくことになるのだと思います。ブログの中で自分の考えを整理していく事は、私の精神衛生上とても良い事になっています。これからも吐き出していくと思いますが、よろしければお付き合いください。

読んでいただいてありがとうございました。

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